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五姓田のすべて -近代絵画への架け橋- @神奈川県立歴史博物館 [アート]

神奈川県立歴史博物館で開催中の「五姓田のすべて -近代絵画への架け橋-」という展覧会、前期に行った際、半券で割引になるというので大事に取っていた。
思えば明日で最終日ということで慌てて後期も見に行った。
前回は真夏の暑い日だったのに、今日はすっかり秋の風。
季節が過ぎるのは早いもの。

昼過ぎに行ったけど、予想以上に人が多かった。
やはり内容の濃い良質な展覧会にはきちんと人が集まるのだろう。
前期を見たときにはちょうど学芸員による展示解説の時間だったので、一通りお話を伺った。
ただ作品を見るよりもさらに深く知ることができて本当に有意義な時間を過ごせた。

この展覧会を見るまで恥ずかしながら五姓田派の絵は知らなかった。
幕末から明治期に横浜を皮切りに活躍した一派ということ。
師匠から弟子までこれだけの規模で一同に展示するのは珍しいことらしい。
弟子には新選組副長、土方歳三の甥、土方力三郎もいて、「近藤勇」と「土方歳三」の肖像画も残している。
前期には局長だけ展示されていて、後期には副長の肖像が展示されるというのも再度見に行った大きな理由。

初期の日本の洋画というと高橋由一が真っ先に思い浮かぶが、その影で自分にとって身近な横浜を舞台に活躍していた集団がいたということを初めて知り、実物を見ることができたというだけで、今回の展覧会はとても満足。

前期の半券をお持ちの方、半券を持ってなくても見てみたいという方は、明日9月28日までなのでお見逃しないように。

この後、岡山出身の画家も関係したことから、岡山県立美術館へ場所を移すらしい。
地域に根ざし、筋の通った展覧会っていいと思う。

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