横浜松坂屋 もうすぐ閉店 [日記]
いまでこそ横浜のランドマークと言えばみなとみらいのあの建物。
でも、ザキのランドマークと言えば横浜松坂屋。
前身は元治元年(1864年)創業の野澤屋呉服店というから144年の歴史を持つ。
しかし残念ながら10月26日(日)でその歴史にピリオドを打つ。
横浜で買い物とか映画というと伊勢佐木町近辺が多かったので、当然松坂屋もずっと見てきた。
通りに面した側のモダンでレトロな外観を見れなくなるのはさびしい。
調べるとこの外観は昭和6年の増築時のものという。
建物の中心部の躯体には大正10年創建時のものも使われているらしい。
大正12年の関東大震災で焼け残ったものということ。
昭和20年の横浜大空襲では幸い戦災を免れ、終戦後は進駐軍に接収。
ほぼ開港後の横浜の町並みと共に歴史を見つめてきた。
横浜市歴史的建造物にも認定されている。
先日有隣堂に行ってから松坂屋に立ち寄った。
まさにザキブラの王道コースといった感じ。
立ち寄ったのは新聞で見たお茶を買うため。
野澤屋時代の緑茶を再現したものということで、記念になるかと思い。
1930年代ごろに販売されていたパッケージ。
その絵柄は輸出用の木箱に使用されていたものらしい。
入九マークが泣ける。
肝心の茶葉も、以前からの取引のある栗田園が製造した「静岡やぶ北茶」。
そのお茶は緑色ではなく黄色に出る昔風というこだわりよう。
もったいなくてまだ淹れてないけど。
お好み食堂ではかつての人気メニュー「東丼」というマグロのづけ丼も復刻されている。
これも前回食したけど、シンプルだけど丁寧にきちんと作っているというのが伝わってきて実においしかった。
調理人といい、抜群のタイミングでお茶を足してくれる給仕の方といい、こういうところも老舗のなせる業だろう。
館内にはエスカレーター、エレベータ、階段脇の表示等々、レトロな見所がたくさん。
「ゆず」ゆかりのモニュメント、壁画もある。
1Fインフォメーションで受付を済ませば撮影許可証が渡され、写真に収めることができる。
今週末はかなりの混雑も予想されるので、撮影どころじゃないかもしれないけど。
気になる方はカメラを持って出かけてみては?
10月26日というと奇しくも10年前、98年のこの日、横浜ベイスターズが日本一になった日。
ニュースか何かで見たけど、店頭では大勢のファンが詰め掛けて、振る舞い酒が配られたような記憶が。
十年ひと昔というけど、本当に昔の出来事という感じ。
これで伊勢佐木町の景色もまた変っていくんだろうな。
ともあれ長い間お疲れ様!
風のガーデン [日記]
緒形拳さん、テーマがテーマだけに何か特別な想いがあったのでしょうね。
演技とは別に、生きているものへのメッセージが込められているように感じました。
久々に次回からも欠かさず見たいと思うドラマです。
緒形拳さん逝く [日記]
今年は身内でも不幸があった。
野球界では引退が相次ぎ、子供の頃から見てきた王さん、清原選手、そしてベイスターズの優勝メンバー。
そして今日は緒形拳さんの悲しいニュース。
ただただ驚いてます。
新しいCMもオンエアされていたばかりだし、明後日には新しいドラマも始まるというときのまさかの訃報。
昨年の大河ドラマ「風林火山」で上杉謙信の軍師、宇佐美定満を演じていた時、心なしかお痩せになられていたし、声の張りがないのを気にはしてましたが。
71歳ではまだまだお若いし、これからさらに円熟の演技を見せて欲しかったと思う。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
市井の一個人としては人間「緒形拳」は知る由もないが、生涯現役の役者としてあり続けたその生き様は新しい作品でまだ見ることができる。
「人は最期に何処に還るのだろう?」という「風のガーデン」のコピーが胸に響く。
最後まで役者を演じきった人の想いは、きっとその演技を見た人の心に永遠に生き続けるはず。
普段テレビをあまり見ない自分だけど、この作品は注目して見たい。
中秋の名月 [日記]
この辺では天気がいまいちというのでお飾りも月見団子も買いませんでした。
案の定、雲に隠れて見えたり見えなかったり。
でも、今頃になって雲は取れて、霞のかかった中、夜空のてっぺんに輝いてます。
シッティングバレーボールがんばれ! [日記]
オリンピックの影に隠れがちだけど、観ている側が勇気や感動をもらうのはそれ以上かもしれない。
今回のシッティングバレーボール女子、代表に選出されながら病魔によって夢かなわなかった選手のニュースがずっと気になっていました。
背番号12番の朝野久美選手。
開会まで1ヶ月を切り、まさに目前に迫った8月12日に21歳の短い生涯。
病気のことなど全く感じさせない笑顔の写真を見ていると本当に切ない。
本番で袖を通すはずだったユニフォームと遺影がチームを見守る中、今日の試合は強豪オランダと対戦。
残念ながら負けてしまったけど、結果はもとより一生懸命がんばるその姿こそが大切なこと。
この後の試合に期待してます。
がんばれ!
見えない花火 [日記]
この辺じゃ夏休みも終わりってこと。
大人には関係ないはずだけど、遠い昔の体内時計がこの時期ばかりはギシギシと動き出す。
そのためなのか、妙に浮き足立ち、同時にちょっと寂しい気分になる。
この夏まともに花火を見なかった。
たまたま通りかかった両国橋でちらっと見ただけ。
(これはこれで風流だったけど)
先ほど遠くから花火の音が聞こえてきた。
たぶん昨日の雨で今日に順延になったんだろう。
毎年夏の締めくくりに開催される花火大会。
うちのベランダからは音だけしか聞こえない。
鮮やかな花火そのものは陰に隠れてしまい、見ることができない。
それでも時々その方角で青白く、はたまた赤々と夜空が変化するのが見える。
光の変化に遅れること数秒、ドーンと低い音が響く。
音の合間には秋の夜風にのって虫の音が聞こえてくる。
見えない花火を想像してしばしベランダでたたずむ。
音だけの花火も風流なものです。
芭蕉がここにいたらすぐに一句出てきそうなところ。
だけど、自分にはそんな素質はないので、つかの間、夏の終わりの夜風に吹かれていただけ。
2009年末まで使えるモレスキンの手帖 [日記]
物忘れが「激しい」というほどではないけど。
以前なら書き留めずとも覚えていたような些細な事柄を忘れてしまう。
「あのCDの発売日は?」とか「アノ曲って誰だっけ?」とか。
所詮どうでもいいことですが。
手帖を持たない人間だった。
メモも取らない性質だった。
けど、ここ最近の状況を考えるとやはり手帖くらい持っておくかと思うようになった。
妙にペンで字を書きたい気分というのもあって。
そんなことを思っても今は8月。
一般的に手帖を新規に購入する時期ではない。
しかし!
探せばあるもんです、いい手帖が。
かのマティス、ゴッホといった偉大な画家や文豪ヘミングウェイまでもが愛用したMOLESKINE(モレスキン)のノート。
その老舗メーカーがこの時期限定で販売する18ヶ月分のダイアリー。
"Live 6 months free"という通り、2008年7月から2009年12月まで使える手帖です。
そのくせ12ヶ月の手帖と値段は同じと言うお買い得品。
ソフトカバー、ハードカバーや大きさが選べる全6タイプが揃ってます。
限定カラーの赤も人気らしく、オフィシャルでは既に売り切れの様子。
いろいろなところで通販での取り扱いがあるようだけど、ざっと調べたところアマゾンが安かった。
Moleskine Weekly Notebook 18 Month Black 2009 (Soft Cover) (Moleskine 18 Month Diaries)
- 作者: Moleskine
- 出版社/メーカー: Moleskine
- 発売日: 2008/04/30
- メディア: カレンダー
Moleskine Weekly Notebook 18 Month Black Large 2009 (Hard Cover) (Moleskine 18 Month Diaries)
- 作者:
- 出版社/メーカー: Moleskine
- 発売日: 2008/04
- メディア: カレンダー
Moleskine Weekly Notebook 18 Month Black Extra Large 2009 (Soft Cover) (Moleskine 18 Month Diaries)
- 作者: Moleskine
- 出版社/メーカー: Moleskine
- 発売日: 2008/04
- メディア: カレンダー
ゴム製のバンドが付いたシンプルな面構え、いいですね。
肝心の中身は見開き左ページが週間スケジュール、右ページがノートでとっても使いやすそう。
すっかり気に入って即注文しました。
ただちょっと不満なのは納期。
今からだと9月になりそう。
ここで既に2ヶ月分損するわけだ。
9月から新学期が始まるあちらの学校に通う学生じゃないからいいけどね。
真夏日の連続記録STOP [日記]
いつから雨を見てなかったろう?
傘を手にするのはいつ以来だろう?
涼しいを通り越し、寒いくらいの陽気。
それもそのはず。
横浜の日中は10月上旬頃の気温だったそうで。
ということで真夏日の連続記録も36日で途切れた。
それでも1995年の39日に次ぐ観測史上2番目の長さ。
いくら温暖化が叫ばれていても、もうこの夏のうちに記録更新することはないだろう。
しかしこの気温差は体に悪い。
今夜はゆっくり風呂に浸かり、冷えきった体を暖めた。
こんなにのんびり湯船につかるのもいつ以来だろう?
いい加減暑くなって、開け放った窓から入る冷たい夜風には、きれいな虫の声が混じっていた。
安い万年筆とツバメノート [日記]
仕事が忙しくてまたまたブランクができてしまった。
覚えることがいろいろと増えてしまって、帰るとぐったり。
でも、覚えないといけないことをメモすることも多くなったせいで、忘れかけていた「書く」ということを思い起こすようになった。
最近は圧倒的にキーボードを打つ機会の方が多かったけど、かつては当たり前だった「紙に字を書く」ということが妙に新鮮に感じる。
そんなわけで文房具にも改めて興味を覚え、売り場を徘徊するとあれこれ面白いものが目に留まる。
そんな中見つけたのが、preppyという激安万年筆。
老舗「プラチナ万年筆」から出ている210円という驚きの値段の万年筆。
万年筆って今までほとんど使うことがなかった。
なんか書きにくいなという印象があって。
でもこのpreppyの激安プライスに惹かれて使ってみたら、書き味滑らかで実に気持ちいい!
書き物を生業とされている方が今でも万年筆にこだわる理由のほんの一部が分かった気がした。
(そりゃ高級品とは違うんだろうけど)
インクの出て行く感じ、ペン先から出てくる音、たった210円で得られるちっぽけな幸せ。
未体験の方は是非オススメ!
かの黒澤明監督も愛したというツバメノートも一緒に購入して、日々のメモ代わりにカリカリと書いてます。
忘れかけてた「字を書く」という行為、ちょっとしたマイブームなのです。
送り火を焚いて [日記]
今日でお盆も終わり。
と同時にこの猛暑も一区切りという具合になってほしいところですが。
なかなかそうはいかないみたい。
74年ぶりに国内観測史上最高気温を更新し、40.9℃を記録してしまった。
この辺りはそこまでは上がらなかったにしても、暑い日でした。
玄関先に打ち水してもまさに「焼け石に水」状態。
あまり効果は感じられなかった。
でも夕方はいくらか涼しくなって。
そんな中、うちでも送り火を焚いて先祖の魂をあの世へ送ってあげました。
その後見たNHKスペシャル「京都・五山送り火」よかったな。
以前から見たいと思っていて実現せずにいたので、テレビとは言えカメラ25台を駆使した生中継は圧巻でした。
それぞれの火を灯す現場なんて普通は見られないもんね。
今日からまた新たな一年が始まると考える京都の人に倣って、気分一新、明日から仕事に精を出しますか。
と言っても当面は夕方の冷たいビールのためにがんばるんだけど。