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続・晩秋の鎌倉さんぽ [散歩]

ちょっと時間が過ぎてしまいましたが、前回の続きです。
あのとき既に足下を見ると落葉していたので、随分と景色が変わったかもしれませんが。

落ち葉.jpg

その円覚寺を出た後、ギアを入れ直して、にわか競歩状態。
線路沿いをずんずん歩く。
あじさいは有名で大混雑するけど、実は紅葉もきれいな明月院へも行きたかったけど、今日はパス。
鎌倉街道に出ると歩道が極端に狭く、行き違いができない程。
前に歩みの遅い団体さんがいるとツライ。
大概、建長寺側の歩道の方が人が多いので、反対側へ渡り、シチューが有名なあの店の大行列を尻目に先を急ぐ。
去年の秋、ここで紹介した長寿寺も紅葉がきれいだったけど、やはり今回はパス。
建長寺を過ぎれば、巨福呂坂洞門はすぐ。
ここまで来ればしばらくは下り坂。
ここまでごぼう抜きで何人追い越したことか。
歐林洞でおいしいケーキを食べたい気持ちをグッと堪えて、さらに進む。

でも以前から気になっていた場所へちょっと寄り道。
二十五坊旧蹟の石碑が建つ路地を入ると自然豊かな御谷(おやつ)と呼ばれる谷戸へ出ます。
ここには源頼朝の頃から江戸にかけて鶴岡八幡宮寺の僧侶の住居、僧坊が建ち並んでいたそうです。
それも明治の神仏分離で無くなってしまったとのこと。
その後、宅地開発の話が持ち上がり、自然保護を訴える側との間に激しい攻防戦があったといいます。
これがきっかけで古都保存法が制定されたそうです。
いまは静かな保存林にひっそりと由来を説明する看板があるだけですが。

御谷.jpg

御谷1.jpg

古都保存法発祥の地.jpg


さらにディープな場所に行きたかったのを抑えて、来た道を引き返し、八幡様を抜けて岐れ道方面へ。
昼も過ぎていたので、この辺りでランチ。
絶品のカレーをいただきました。
どこかは教えません。(笑)

お腹も心も満たされて目的地へ。
(ちょっと足が重くなったけど)
円覚寺の後、目指していたのは覚園寺だったのです。
以前にここで紹介した撮影一切禁止という奥の境内見学。
あの時はあじさいの季節でしたが、紅葉の時季が格別とのことで見たかったのです。
15時スタートの回を狙って行きましたが、平日にも関わらず意外に多くの方が入山待ちの状態。
遠い昔に箸が転んでもおかしい年頃をお過ごしになられた団体さんが多くて、耳障りな笑い声にちょっと辟易。
繁忙期故か500円というのもあって、泣く泣く断念。
北鎌倉からすっ飛ばしてきたけど。
それでもきれいな紅葉が見れたから満足。

覚円寺の紅葉.jpg


来た道を戻り、普段は立ち寄らない鎌倉宮に寄り道。
息を吹きかけた素焼きの皿を石に投げて割るという一風変わった厄落としをしました。
他にも珍しい絵馬がありました。

鎌倉宮の身代り絵馬.jpg

サンプルの名前がめちゃめちゃポピュラーですが、全員有名人なのが笑えます。

このあとお気に入りの裏路地をうねうねと通り鎌倉駅へ。
たまたま見つけた大船軒のカヌレを駅の売店で購入。
あの鯵の押し寿司で有名な大船軒が売るカヌレってどうなのと、半信半疑で電車の中でいただきました。
これが...
おいしかったのです。
鎌倉散歩で歩き疲れたあと、ちょっとしたおやつに最適。

大船軒のカヌレ.jpg

家に帰ってこの日のルートをGoogle mapで計測してみたら9km程。
短い時間でしたが大満足の晩秋鎌倉散歩でした。
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眼鏡屋ナナ

ひゃー!
まさに山伏!!
お疲れ様でした!

うっちさん、お酒好きなのに甘いものもイケるんですね。
これだけ歩けば、糖分もほしくなるかぁ!

道をよく知ってらっしゃる。
迷わず歩けるのがスゴイ。

by 眼鏡屋ナナ (2009-12-09 23:17) 

うっち

>眼鏡屋ナナさん

今回は山深くは入り込んでませんが、途中アップダウンは何度かありました。

甘いの意外に好きですね。
結構歩いたから体が欲していたと思います。
これで夏なら電車でプシューッとやってしまうでしょうが...(笑)

友人から頭にGPSが内蔵されていると言われたことがあります。
地図好きということもあるのでしょう。
鎌倉の場合、適当に路地に入り込むのが結構面白いのです。
当然、見当はずれで行き止まりってこともありますが。
by うっち (2009-12-10 21:29) 

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