SSブログ

晩秋の鎌倉さんぽ [散歩]

昨日、小春日和の中、紅葉が見頃を迎えてきた鎌倉へ行ってきました。

まずは北鎌倉へ。
このところスカ線で通るたびに円覚寺前のもみじを確認していたので。
平日とはいえ駅から近くということもあり、かなり混んでました。
週末はすごいことになりそう。

入り口の階段から見る紅葉はご覧の通りまさに見頃。
正面より上から見たほうがきれいです。

円覚寺前の紅葉.jpg


ちなみにこの日のカメラはポラロイドのa520とリコーのコンデジ、そして例のトイニ眼 gakkenflexの3台。
さすがにまだ現像出してないので、ニ眼の写真は今回なし。
a520は最初の写真だけです。

境内の中はいたるところで紅葉が真っ盛り。

円覚寺の紅葉.jpg

弓道場脇の紅葉.jpg


もちろん紅葉だけでなく足元を見れば可憐な秋の花も咲いてます。

晩秋の花.jpg


仏様も暖かな陽を浴びて晩秋の景色を楽しんでいるかのようです。

晩秋の光を浴びて.jpg

慈愛のまなざし.jpg


正月の縁起物、千両・万両も多く見られます。
色も赤だけでなく、白、黄色に紫までありました。

国宝舎利殿手前の池にはカワセミもいます。
自然豊かな証拠ですね。

かわせみ.jpg


帰り際、ふと小津安二郎監督の命日(誕生日でもある12月12日)が近いことを思い出し、お参りに。
紅葉見学の喧騒が嘘の様な静けさの奥まった場所。
ひっそりと佇む「無」と書かれた墓石。
やはりいつも墓参の方がいらっしゃるのでしょうか。
訪ねた時も真新しい線香の消え残り、墓石には水がかけられ乾かぬまま。
お酒がお好きだったということで缶のラガー、麒麟山、ダルマの小瓶がお供えに。
そしてちょっと驚いたのは真紅のバラが飾られていたこと。
色のない風景にあまりにも強烈な印象の紅いバラ。
まるでカラー時代の作品のオープニング・タイトルのよう。
いったいどなたが生けていかれたのでしょう?
小津監督、鎌倉と来るとどうしても思い出してしまうのはあの方。
命日が近くなると墓参の方が多くなるから、まだ静かなうちにこっそりと済ませてしまう...
なんて、勝手な妄想もついつい飛び出してしまいます。
でも、既に鎌倉にはいらっしゃらないという噂もある新聞のコラムで読んだことがありますが果たして...

あまり感慨にも浸っていても仕方ないので、大満足の思いで円覚寺を後にしました。
時間もまだあるし、是非見ておきたい場所が他にもあったので、そこへ向けての大移動が始まるのですが...
例の「歩きたい病」の発作が起きてしまったのです。
でも、それはまた次の機会に。




nice!(5)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 5

コメント 4

ちゃるこ

初めまして^^
私も昨日、円覚寺に行きました♪
ちょうど見頃で、楽しかったです。
by ちゃるこ (2009-12-03 15:56) 

うっち

>ちゃるこさん

こちらこそはじめまして!

ちゃるこさんのブログも拝見させていただきました。
写真に写っているかと思いましたが、なかったですね。
八幡様まで行かれたのですね。
私も...
ま、続きはまた今度書きますので、是非また覗いてやってください。
by うっち (2009-12-03 21:44) 

眼鏡屋ナナ

わぁ、ステキ!
小春日和なあたたかい雰囲気が写真から出てます。

小津監督の映画、私も好きです。
お供え、嬉しいでしょうね。
そして紅いバラ、お墓で見かけるなんてことないですもの。
なんとなく、粋だなぁ。
by 眼鏡屋ナナ (2009-12-06 21:26) 

うっち

>眼鏡屋ナナさん

鎌倉の紅葉は遅くまで楽しめるからいいですね。
でもおととい電車で通ったときには、円覚寺入口のもみじは随分と葉が落ちてました。

小津監督の命日は土曜日と重なるからちょっと賑やかになるかもしれませんね。
小津映画、今は無き大井武蔵野館にてぶっ続けで見ました。
学園祭にも行かないで。
またフィルムで見たいものです。
by うっち (2009-12-07 21:17) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。